はじめに
確かに、もういい加減上品に過ごしたいものですよね。
自分も歳を重ねれば、ステキな紳士やマダムになれるかと思っていたら、内面はいたって小僧のままです。
内面は、外見のように自然と熟成していくものではなく、意識的に変えていく必要があるようです。
せっかくなら、ヴィンテージ感のあるイカした大人になりたいものです。
困ったものです。
【問題】
いい加減、品のあるかっこいい大人になりたいんだが?

本記事を読み、品のない所作の原因を知り、品格をアップさせる方法を始めていけば問題ありません。
柔和と風格を兼ね備えた、クッソかっこいい大人になることができます。
では、スタートです。
【理由1】まず「品のない所作とは何か」を知れば問題ない
まずは、どういう要素があると品性を欠いたやつに見えるのかを理解することです。
言います。
品なし所作 要素 例
うるさい
くちゃくちゃ食べる、爆裂ボンバーくしゃみ、不要な威力を伴うドアの開け閉めなど。
あらゆる動作のSEが意味なくデカい。
動きが急
ノーモーションで急に動き、周囲を困惑させる。
雑なので当たり判定も広く、ぶつかったりして二次災害を引き起こす。
早口
感情の高ぶりに連動して、再生速度が上がる。
言葉を選んでない感、無理やりねじ込んでる感、必死感が滲み出る。
態度がでかい
肩で風を切りながら歩く、ふんぞり返って座る、足を満開にして1.5人分のスペースを占拠するなど。
存在感がうるさい。
ご覧の通り。
基本的には、「音がでかい」「動きがでかい」「雑で早い」ということになります。
ややこしく言うならば、自分の振る舞いが周りに与える影響に鈍感なやつのことです。
【理由2】まずは動作から身に着ければ問題ない
これまでイキって過ごしてきて、いきなり紳士的なメンタルになるのは無理と言うものです。
なので、まずはすぐに変えられる表面的な動作から着手するのがおすすめとなります。
例を発表します。
品格UP↑方法 例
スピードを落とす
あらゆる動作をスローに、メロウに、丁寧に行う。
速さ=雑であり、スピードと美しさを両立するのはその動作のプロしか無理。
電車のドアが閉まりかけようが、ギリギリ間に合いそうな信号が目に入ろうが、急がず次を待つ。
己のリズム感をキープできるやつこそ、真の余裕を醸し出せる。
音を立てない
暗殺者のごとく、己から発する生活音を消す。
ドアの開け閉めも、物を置くときも、そーっと。
ゆっくり動いていれば、自然とサイレント化する。
家電も人間も、静音モードがかっちょいい。
ゆっくり話す
早口は、すべての色気を破壊する禁じ手。
相手の心の水面にそっと波紋を広げるがごとく、丁寧に言の葉を紡げ。
あえて「間」を効果的に使い、「ちゃんと思考を通わせてる」感を出す。
実際は何も考えてなくても構わん。
しなやかな手の動き
もっとも品が現れるのが、手の動き。
バタついても愛らしいのは鳥だけ。
しなやかに、指先まで意識を通してやる。
手から「配慮」が伝わるほどになれば、上級者と言っていい。
誰も見てなくてもやる
よそ行き用のポーズではなく、己の心を整えるために行う。
とりあえず見よう見まねでも、だんだん動きの方に引っ張られて内面に品性が宿ってくる素敵なマジック。
「まず表面から変えたら、不思議と内面も引っ張られる」という、人間あるあるを利用してゆく。
ご覧の通り。
これくらい意識していれば、いけます。
まとめ
上品さとは、才能や生まれ持った性質ではなく、日常の小さな意識の積み重ねでした。
人間など、意識しなければ、いくつになろうが内面は小僧です。
周りにいる素敵な紳士やマダムは、後天的に品格を習得しているのです。
・「音がでかい」「動きがでかい」「雑で早い」という品なし三大要素を潰す
・代わりに「ゆっくり」「静かに」「丁寧に」を心がける
これでいけます。
急には変われんので、まずは「今日からドアをそっと閉める」「ゆっくり話してみる」など、ミニ改革から始めれば問題ありません。
不思議なもんで、表面の動作を変えていると、つじつまを合わせるべく勝手に内面も変わってきます。
師匠曰く――
「歳取るほど、変わるのは難しいぞ」
確かに「変化」は、時間も精神力も要する長期プロジェクトです。
年齢を重ねるほど、変化のハードルが高くなるので、今のうちに路線変更しておくのがおすすめとなります。
【結論】
はい、大丈夫です。