はじめに
確かにゴキブリは嫌ですよね。
名前も汚く、準放送禁止用語となっています。
彼らの破壊力はご存じの通り。
ひとたび出現すれば、いい大人たちが盛大に取り乱す絶景が見られます。
見られる絶景の例
・エリート上司が残念な悲鳴を上げる
・威厳ある父親が汚いステップを踏む
・クールな先輩がスリッパを振り回す
ゴキブリの前では、どんな社会的立場も無力です。
とは言え、ただのちっちゃい虫です。
冷静に考えればケンカして負けることはないはずですが、なかなか恐怖を克服できていないのが実情です。
彼らの強みは「心理戦の巧みさ」にあります。
予測できない動き、不愉快なビジュアル、気持ち悪い生き方――人間の想像力を利用し、精神面から崩すスタイルが特徴です。
彼らの数と生息範囲を考えると、まったく出会わずに暮らすのも難しいでしょう。
困ったものです。
【問題】
ゴキブリが怖すぎて生きるのがしんどい。なにか対策はあるのか?

なぜ怖いかというと、よく知らないからです。
嫌悪感から、彼らの情報すら避けてしまっているのが原因です。
本記事を読んで、ゴキブリIQを上げれば問題ありません。
説明します。
【理由1】なぜ嫌われているのかを知れば問題ない
まずは、なぜゴキブリを必要以上に怖がってしまうのかを見ていきます。
いくつか挙げます。
ゴキブリ 嫌われ理由 一覧
・黒くてつやつやしている
脂ぎった嫌な光り方をする。黒くてツヤがあるのに高級感が出ない謎の質感。
・動きが素早くて予測不可能
スピード感が気持ち悪い。次の瞬間にはこちらの足を這い回っていそうな勢いがある。
・知らぬ間に生活空間に侵入している
人間の想像力を悪い方向に急発進させる。思いつく可能性が全部地獄。
・自宅で観測できる虫としては最大級
あまりにも虫。存在感の強さはあっぱれの一言。
・カサカサ音をたてる
軽い音なのに大きく、異様に小刻み。絶妙に不愉快なサウンド。
・不潔感
存在そのものが汚いイメージ。
・社会的な刷り込み
嫌うのが当たり前という環境で育つため。
ご覧の通り。
そんなに大した理由じゃありません。
結局は、人間の勝手な思い込みの部分が大きいです。
【理由2】ゴキブリの実態を知れば問題ない
曖昧なイメージのままでは、無限に恐怖が広がります。
実態を知れば「え、キモ」程度ですみます。
大したことないゴキブリの実態 例
・人間以上に臆病で、襲ってなどこない
ゴキブリに出会うと「自分の方に猛ダッシュしてくるんじゃないか」という想像でパニックになりますよね。
しかし、そんなことは基本起こりません。
ゴキブリ側から人間に突撃するメリットがないためです。
彼らは直接的な攻撃力を持たないので、それをやる意味はありません。
何より我々以上に、彼らの方が人間にビビっています。
よほど地形が不利でない限り、何をおいても人間から離れようとします。
この基本ムーブを知っておけば、ゴキブリと肌が接触する心配は不要なことが分かります。
猛ダッシュを見たら「おや、焦っていますね」と思うと余裕が出てきます。
・「1匹見たら100匹いる」はビビリすぎ
彼らは快適な場所を探してそれぞれ動き回るので、単独で侵入するケースも結構あります。
また、家を抜群に汚いまま放置するか、飲食店でもない限り、自宅で何百匹もいるケースはそう多くありません。
実際の数はともかく、1匹見ただけで、存在が定かでない100匹分の警戒をするのは悪手です。
彼らは人間の前に姿を極力現さないので、視界に100匹の群れが映ることはまずありません。
1匹見たらそいつを倒し、その後別個体を見かけなければ単独犯の可能性が高いです。
群れがいる心配は、短期間に複数匹見てからでいいです。
群れが潜んでいる可能性が高いときは、殺虫剤を撒き散らすなり駆除業者に頼めば問題ありません。
やることはシンプルであります。
・特別ゴキブリだけが汚いわけではない
彼らはふんだんに雑菌を持っています。
ただ、それは人間も、他の動物や虫も一緒です。
彼らだけが汚いわけではないので、特別警戒する必要はありません。
触れたらその部分は洗った方がいいですが、その程度です。
ゴキブリに住みつかれる家は、食べかすや水分を放置していたり、換気を怠ったりしているケースが多いです。
家を不衛生なまま放置している人に、彼らを汚がる資格があるかは疑問です。
なお、1Fに飲食店があるマンションや、隣人の衛生観念に難がある場合は、厳しい展開となります。
リスクを受け入れて住むか、引っ越しの二択です。
ご覧の通り。
これくらい知っておけば、いけます。
まとめ
とりあえずゴキブリの基本は全力回避なので、こちらがジタバタする必要はありません。
家を清潔に保ち、定期的に換気して乾燥させればある程度発生を防げます。
彼らへの恐怖の大部分は、膨らみすぎた想像や社会的刷り込みによるものです。
少しずつ認識を改めていけば、ゴキブリの前でクールを保てる本物になれます。
師匠曰く――
「実態知ってなお無理」
“知る”とは実態を捉えることなので、彼らが持つネイティブの不快感はどうしようもありません。
クールに諦めてください。
【結論】
はい。あります。「彼らを知ること」です。